消費者金融並み!クレジットカードの金利に驚いた
先月、近所にできたガソリンスタンドでクレジットカードを申し込んだ。
そのカードでガソリンを給油すると、店頭価格から1リッターあたり7円引き。
昨日、そのカードの利用明細書が届いた。
明細書と一緒にいろいろな案内が入っていたが、その中に「キャッシング金利変更のご案内」を見つけた。
「現行25.6%→変更後19.8%」。クレジットカードのキャッシングってこんなに高いの?
消費者金融とほとんど変わらない。
クレジットカードの比較サイトを見てみると、ほとんどが25%を超えるキャッシング金利を設定している。
この金利は利息制限法の定める20%(10万円以下の場合)の上限と、出資の受け入れ、預かり金及び金利等の取り締まりに関する法律(出資法)に定める29.2%の上限の間、いわゆるグレーゾーン金利と呼ばれる金利だ。
グレーゾーン金利をめぐっては、消費者金融業者ばかりが批判の矢面に立たされている感があるが、実は、クレジットカード会社も、グレーゾーン金利の「恩恵」を受けてきた。
トヨタファイナンスやJR東日本はグレーゾーン金利を撤廃。
UFJニコスも今国会で成立予定の貸金業規正法の施行時に撤廃する方針を明らかにしている。
その一方で、オーエムシーカードは、同社がグレーゾーン金利を撤廃するという報道を否定するなど、クレジットカード業界の足並みは必ずしもそろっていない。
与党の貸金業規制法改正案は、より消費者に有利な方向で固まりつつある。
消費者に優しい時代は来るのだろうか。
超低金利が続く中で、消費者金融・クレジット会社大手が調達していた資金の金利もかなりの低利であったと思われるが、徐々に公定歩合が上昇しつつある現在、上限金利が低くなれば、銀行と変わらぬ厳しい貸し出し審査が行われることも考えられる。
現金を必要としている人が、消費者金融やクレジットカードでお金を借りられない事態も起こりうる。
グレーゾーン金利撤廃は、金利の明確化と経済的弱者の救済に役立つ施策だと思うが、グレーゾーン金利が罷り通っていた異常な状態から正常な状態になったことを消費者金融・クレジット会社が逆恨みして、経済的弱者を苦しめることにつながらないよう願う。
(引用:ライブドアニュース)