カードローンはすでに金利が年10%割れ
クレジットカードの国際ブランド、ジェーシービーは「JCBファーストローン+(プラス)」を始めた。
融資限度額300万円、年8.00%からのカードローン。
本人確認証や収入証明書が必要になるなど、消費者金融業者のように即日審査というわけにはいかないが、こちらも年10%を割り込んだ。
低金利の時代が来るのだろうか?
CFカードでおなじみの信販会社・セントラルファイナンスは10月30日、年7.80%の低金利の大型ローンカード「CF VIP LOAN CARD」を発売した。
融資限度額が50万円から300万円まで6コースに分かれており、50万円の場合は年18.00%で、300万円では年7.80%で提供している。
貸出金利が年10%割れしているカードローンではすでに、
UFJ-NICOSの「UFJニコス マイベストビズ」(年7.80%~)や
オリックスVIPカード(年7.7%~)、
SBIイコールクレジット(年8.0&~)、
GMOネットカード(年7.3%~)、
ソニーファイナンス「eS-card plus」(年8.70%~)、
楽天クレジット「マイワン」(年100万円超、年8.7%~)がある。
ちなみに、三菱UFJ系のDCキャッシュワンやモビット、三井住友系のアットローンなどは、年15.0%~18.0%。
結構、金利低い商品多いですね。
複数の消費者金融などからの債務を一本化することで返済をラクにするとPRする、東京スター銀行のおまとめローン「BANK BEST」(融資限度額1,000万円)は年13.5~14.5%だ。
各社の10%を割り込む金利設定は、銀行のカードローンと比較しても低く、消費者ローンをめぐる競争はさらに激しさを増しそう。
しかも、低金利の利用者層は、銀行を含むローンの提供者にとってはいわゆる優良顧客に当たるので、その囲い込みに火がついたといえる。
消費者金融やクレジットカード、信販会社は今後、低金利に耐えうる収益体質への転換が求められることになり、貸し出し"専業"から保証業務や割賦販売などの多角化経営を視野に入れることになる。
武富士は、J-CASTニュースに対して「(信販会社などとの事業再編などは)選択肢として、可能性はありうる」と話した。
グレーゾーン金利の撤廃は、消費者金融と信販会社、クレジットカードの垣根を越えた再編に間違いなく発展しそうだ。
(引用:ライブドアニュース)