三洋電機クレジット会社買収に3社が名乗り
消費者金融などのクレジット会社が、金利のグレーゾーンの撤廃に先駆けて組織再編が進んでいますね。そして、またクレジット会社が再編の対象になりました。これからは独自のサービスを提供していく金融会社が生き残っていくのでしょうか。
三洋電機が、グループの金融会社である三洋電機クレジットを手放したいとしているのを受けて、その買収にGEキャピタルと新生銀行、三井物産の3社が名乗りをあげていることを、2007年1月24日付の読売新聞などが報じた。三洋電機クレジットは「当社に関する報道がされていますが、何も決まっておりません」と、同日付でコメントを発表した。
三洋電機クレジットは、クレジットカードや信販業務のほか、ローンや事業向け融資、信用保証、リースなどを手がけている。同社の株式は三洋電機が16%分を保有している。
これとともに、筆頭株主である米証券会社ゴールドマンサックスグループも保有している41%分を売却する見通しだ。売却額は400億~500億円程度になるという。これにより三洋電機は、金融事業から完全に撤退する。
即日融資や、無利息キャッシングで多くの顧客を獲得した消費者金融をはじめとするクレジット会社。これで世の中に増えすぎていた金融会社がちょうどいい数にまで減っていくのでしょうか。消費者にとって、これがいいことなのか、手軽に借りることができなくなってしまうことが不便なことなのか。
(引用:ライブドアニュース)