増え続ける国の借金!地方自治体の財政再建を横目に
北海道夕張市が財政破綻し、2006年度中にも財政再建団体となる。
一般会計を含めた4会計と第三セクターへの損失補償による累計赤字額は2006年度末で360億円あまりと、標準財政規模(44億円)の8倍に相当する。
夕張市の人口は1万7000人。累積赤字は、市民一人当たり212万円となる。
夕張市の計画では、これを20年がかりで返済する計画を策定中で、市職員を3年間で半減、職員給与の大幅削減など、厳しい再建策が取られる見込みだ。
市町村も破綻し始めました。
日本が抱える借金の総額は、国と地方自治体を含めて、773兆3000億円あまり。
いま、この瞬間も借金時計は巨額の借金を刻み続けている。国民一人当たりの借金は、595万円である。
一人当たり、財政再建団体の3倍もの借金をしながら、政府内では、2007年度予算での赤字国債発行額が27兆円以下に抑えられるかが議論になっている。
借金をすることでしか、借金を返せない状態になっているのに、旧来の予算編成の大枠から抜け出そうとしない、政治家たちの神経がわからない。
未来永劫、借金を返さないつもりか。「明日の日本を担う子供たち」と美辞麗句を並べても、本心は「明日の借金を背負う子供たち」なのではないか。あまりに無責任だ。
国はどのツラ下げて夕張市を批判できるのか。
地方債の起債を認めてきたのは国ではなかったのか。国に責任がないなどとは言わせない。
自転車操業ですね。
(引用:ライブドアニュース)